Oleris® ウンデシレン酸 (植物由来)
Oleris® ウンデシレン酸 (ウンデセン酸) は、末端に二重結合を有する直鎖脂肪酸で、香料化学物質、ポリマー、シリコーンの改質剤の中間合成体として利用され、塩を生成して抗菌剤として利用することもあります。
識別情報

- CAS登録番号:112-38-9
- 化学物質名:ウンデシレン酸
- 慣用名:10-ウンデセン酸、10-ウンデシレン酸、ウンデス-10-エン酸、10-ヘンデセン酸
世界初の持続可能なトウゴマ栽培支援 Pragatiプログラムの創設メンバー
Pragatiプロジェクトの目標は、持続可能なヒマ作物の栽培です。
製品特性

- 純度 97%以上
- 100%植物油 (ひまし油) 由来
- 100%直鎖かつ末端に二重結合を有する二官能性脂肪酸
- 医療用医薬品用途への使用を禁ずる
- 一般工業用途に限定
- 化学式:CH2=CH-(CH2)8-COOH
主要用途
Oleris® ウンデシレン酸は、合成中間体として、興味深い構造の有機化合物の合成を可能にします。
- 化粧品:静菌特性を持つ塩 (Zn/Ca) 誘導体
- 香料・香味料用途:合成中間体、防臭特性を生かした製剤
- ポリマーと変性シリコーンの原料
化粧品用途

- Oleris® ウンデシレン酸は、天然の脂肪酸であり、人間の汗、涙、髪に含まれる生理化学物質です。
- 塩 (カルシウムおよび亜鉛)、植物由来のエステル、またはエタノールアミド誘導体、これらの合成中間体として使用されます。
- INCI名:ウンデシレン酸。
香料・香味料用途
二官能性を利用して、Oleris® ウンデシレン酸は、以下の香料化学物質の合成中間体として利用されます

10-ウンデセナール

10-ウンデセノール

γ-ウンデカラクトン

エステル類

大環状ムスク
Oleris® ウンデシレン酸は、エステル・塩などの誘導体のかたちで、防臭製剤に使用されます。