Orgasol®: 塗料の粘度に影響の少ない光沢のコントロール

Orgasol®あるいはRilsan® D製品を、溶剤系塗料、水性塗料、UVコーティングに添加することで、光沢以外に他の特性を提供します。2つ以上のコーティングの特性・機能を改善したい場合に、Orgasol®あるいはRilsan® D製品の選択は、技術的かつ商業的に最適です。

ここでは、これらの製品を用いた光沢のコントロールに注目します。

Orgasol® は、艶消し剤やソフトな触感付与剤として使用されます

Orgasol®とRilsan® Dの材料は物理的に塗料性能の向上を付与するため、それらの形状を維持し、溶融または溶解しないように調整してください。光沢をコントロールする際、コーティングの乾燥膜厚 (DFT) と使用するOrgasol® の平均粒径とがほぼ同一、の場合に最も効率的に艶消し効果が得られます。Orgasol® の平均粒径がDFTよりも大きくなると、ソフトな質感が得られます。
基本的にOrgasol® の添加によりコーティングの光沢はサテン仕上げ (60度で測定した光沢度:30〜50) になります。
さらに光沢を下げたい場合は、Orgasol® とシリカを併用すると効果的です。  それぞれを1:1の比率で添加することで、さらに光沢を抑えられます。

多くのアプリケーションではOrgasol® またがRilsan® Dは2-5%添加すると他の添加剤と同様の効果が得られます。もし、グロスに影響なく耐スクラッチ (傷つき) 性と表面保護特性の向上をする場合、Orgasol® またはRilsan® Dを1.5%未満添加することによって達成できます。

Orgasol® を100%UV硬化コーティング塗料に艶消し剤として添加する場合

グラフは、DFTが7ミクロンのUVコーティング塗装で、Orgasol® 2001 UD NAT (粒径5ミクロン) あるいはOrgasol® 2001 EXD NAT 1 (粒径10ミクロン) の添加率と光沢度の関係をまとめたものです。
どちらもUVコーティングの光沢を下げています。 Orgasol® 2001 EXD が、シリカで同じ添加量を加えるよりも光沢を下げている点に注目です。さらに特記すべきことは、Orgasol® 添加率が重量ベースで6%を超えると光沢への影響が少なくなる点です。

Orgasol® の添加で優れたマット仕上げ

粒径/DFT(乾燥膜厚)の比が1:1のとき、最適なマット仕上げが得られます。

ちょこっとヒント

  • Orgasol® の添加量を少量から徐々に調整して、添加量を最適化します。
  • 異なる粒径のOrgasol® を組み合わせて、光沢をコントロールしてください。
  • 光沢度を60度での測定で30GU以下とするには、シリカとOrgasol® の組み合わせを推奨します。

艶消しと耐摩耗性

Orgasol® グロスと耐摩耗性の比較チャート

このグラフより、Orgasol® 2001 UD NAT 1とシリカを1:1の比率で配合した場合に、光沢を下げつつ、耐摩耗性も向上できる最良の組み合わせであることが分かります。耐摩耗性は、テーバー摩耗 (CS17 - 500g) により評価を行い、右軸を用いた黄色の棒グラフで摩耗量を示しています。光沢度は、左軸を用いた青の折れ線グラフで示しています。この例では、Orgasol® 2001 UD NAT 1とシリカをそれぞれ5%ずつ添加することで、艶消しの達成と耐摩耗性の向上が同時に得られる最良の組み合わせになります。

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