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Rilsan® PA11の主な性質

70年以上にわたり、アルケマはヒマシ油から作られた特殊な植物由来ポリアミドを販売しております。 Rilsan® PA11は、耐衝撃性、耐久性、耐薬品性、柔軟性に優れたポリアミド樹脂で、世界的リーダーとなっています。 その結晶形態によりこの特殊なポリマーが石油由来のポリアミドとは一線を画しています。

アルケマは、無色、着色、強化、可塑化、およびアロイ化グレードの幅広い製品を提供しています。 このポートフォリオにはアルケマが賞を受賞したRilsan® HT(高耐熱性)とRilsan® Clear透明ポリアミドシリーズも含まれています。

軽量性

Rilsan® PA11樹脂は極めて軽量で、1.03g/cm3の低密度な樹脂です。様々な業界が軽量化の方法を模索しているなかで、Rilsan® PA11グレードは長期間の耐久性と強度を提供し、金属の置き換えをさらに可能にします。
PA11は、強度を付与しとさらなる軽量化を図るために、コンポジットのポリマーマトリックスとして使用することもできます。

Rilsan® PA11 密度

耐薬品性・耐燃料油性

Rilsan® PA11はグリースや炭化水素だけでなく、酸、塩基、塩類に対しても優れた耐化学薬品性を持っています。 暴露中、高温でさえもRilsan® PA11は良好な寸法安定性を維持し、ポリマーマトリックスの分解に抵抗します。 これは、ポリマーが高温高圧にさらされ、数十年にわたって高性能を発揮しなければならない石油およびガス産業のような過酷な条件下での用途に特に重要です。 Rilsan® PA11は、炭化水素への透過性も非常に低く、燃料ラインなどの一般的な用途にも適しています。

ガスRilsan® BESNO P40 TL
透過率

(TDS: US/SI)
(10-9 cm3.cm/cm2.s.bar)
H2 15
CO2 6
H2O 0.04
H2S 30
CH4 0.6
C2H4 2.3
C3H8 0.75
C4H10 5.4

 

柔軟性

Rilsan® PA11は様々な弾性率のグレードがあります。これは可塑剤(柔軟性を高めるため)と炭素繊維またはガラス繊維・ガラスビーズ(剛性を高めるため)を加えることで可能になります。
PA11は水分に曝されてもその物性を保ちます。これは、吸湿により物性が低下するPA6やPA66とは対照的です。

寸法安定性

PA11と比較して、他のポリアミドは一般に、ポリマー鎖中のアミド基の頻度が高いため(より多くのアミド基=より極性のポリマー鎖)、より親水性の挙動を示します。このため、Rilsan® PA11は、他のポリアミドに問題が発生するような高湿度での使用が可能です。アルコール、酸、およびエステルのような他の極性液体の吸収についても同様です。

Rilsan® PA11 吸水率と寸法安定性

寸法変化(20℃の水に25週間浸漬した後)

 長さの変動重量の変動
Rilsan® PA11 0.2 - 0.5% 1.9%
PA6 2.2 - 2.7% 9.5%

 

耐衝撃性

Rilsan® PA11は耐衝撃性に関しては一般的にPA12より優れています。ポリアミド11は低温で特に強靭性を発揮し、ノッチ付きシャルピー衝撃試験中に -30℃でポリアミド12の2倍の耐衝撃性があることが観察されています。この驚くべき耐衝撃性は、Rilsan® PA11の精密な結晶グリッドと球状構造、その分子量と多分散性に起因します。

Rilsan® PA11 耐衝撃性

耐摩耗性

他のエンジニアリングポリマーと比較すると、Rilsan® PA11は良好な耐摩耗性と耐クラック伝播性を示します。これは、摩擦係数が非常に低い滑らかな表面仕上げが主な原因です。図表に示すように、PA11は、可塑化および非可塑化の両方のグレードについて、PA12よりも優れた耐摩耗性(低い材料損失)を示しています。

Rilsan® PA11 耐摩耗性

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